石川県産の木材を集めた即売会と品評会が9日、金沢市で開かれ、良質の木材が高値で競り落とされた。
この催しは、石川県内林業の振興などを目的に石川県森林組合連合会が毎年開いているものだ。品評会には、スギや能登ヒバなど県内から29本が出品され、そのうち、節や年輪の幅の具合が優れている評価された9本が林野庁長官賞などに選ばれた。また、その受賞品を含む、県内産のスギや能登ヒバ、ヒノキなど木材1000本あまりの即売会も開かれた。今の時期の木材は、色が良く、品質も良いということで、参加した県内外の製材所や建築関係者らが次々と高値で競り落としていた。森林組合連合会によると、最近は、来年の消費増税を見越した住宅の需要が増えていて、それに伴って国内産の木材価格もやや上向いているという。