山間部の石川県河北郡津幡町吉倉で、地元の森林組合職員や大工らでつくる「河北郡林業研究会」と住民が、放置されている里山の雑木を伐採、取り除いて整備した。
研究会員と住民約二十人が参加。所有者が高齢化などを理由に管理できなくなった約〇・五ヘクタールを手入れした。所有者からの申し出を受け、協力することにした。
伐採作業に慣れている会員が、急斜面に生えた雑木を電動のこぎりで切り落とし、住民が運ぶなどして手伝った。二日間で、最長二十メートルの竹など約千本を処理した。
うっそうと茂って景観が悪かった上に、集落ではイノシシなど野生動物に農作物が食べられる被害も増え、地元で対策を考えていた。