山形県酒田市の浜中小学校(小野諭校長)の5年生が4日、同校近くの庄内空港緩衝緑地ヒーリングゾーンを訪問し、周囲に立ち並ぶ樹木の名前当てテストに挑戦した。
同緑地一帯の指定管理者となっている庄内園芸緑化(酒田市大町、渡部佐界社長)が、環境啓発活動の一環として同校とともに「樹木博士認定会」と銘打ち企画した。
この日は5年生15人が参加。やわらかな日が差す中、延長約10キロのヒーリングゾーンの一部を歩き、庄内空港緩衝緑地管理事務所長で樹木医の五十嵐光雄さんが「マンサクは春先に一番最初に黄色の花をつける。野山ではかなり目立つ」「コブシとハクモクレンの花は似ている。色も同じ。ハクモクレンの花の方が若干大きい」などと樹木を解説した。
児童たちはその後、名前を伏せてテーブルに置かれた葉のついた枝を基に名前を当てるテストに挑戦。15種のうち11種以上を当てた児童には初段位が贈られた。川村駿介君(11)は「知らない木が多かった。知るのがおもしろい」と話していた。