いのちの森づくり植樹祭:苗木を植樹 秦野で中学生や力士ら800人 /神奈川

20131006災害に強い森の拡大を目的とした「千年の森いのちの森づくり植樹祭」(NPO法人ADVA主催、神奈川県秦野市、毎日新聞社など共催)が4日、秦野市立渋沢中学校(生徒433人)と隣接する渋沢神社で開かれた。全校生徒や地域住民のほか、大相撲の伊勢ケ浜親方と部屋の若力士10人も参加。総勢約800人で計1万1000本を植えた。

植樹祭は、災害から人命を守り生態系を育む防災環境保全林づくりを呼びかける宮脇昭・横浜国立大名誉教授の指導を受け、秦野市の出雲大社相模分祠(ぶんし)が中心となって来年2月まで、市内など計4カ所で展開する植樹プロジェクトの一環。

この日は、宮脇さんの研究を引き継ぐ藤原一繪・横浜国大名誉教授が指導の代役を務めた。参加者は、災害時の住民避難場所に指定されている学校周辺ののり面に、深く根を張って斜面崩落を防ぐ常緑広葉樹の苗木を植えた。【山本悟】

毎日jp