南米の違法伐採との戦い、インターポールなど国際社会が支援

11国連環境計画(UNEP)によると、大規模な違法伐採と森林犯罪を標的としたインターポール(国際刑事警察機構)初の国際作戦が、インターポール環境犯罪プログラムとLeafプロジェクトの下で実施された。2012年後半に南米12カ国で実施された作戦の第一段階では、約200人を逮捕し、5万立方メートルの木材を押収した。この木材は金額にして800万ドルに上るという。
この成果により、特にコスタリカとベネズエラでは違法伐採の取締りを強化し、その後の捜査で約29万2000立方メートルの木材と木材製品を差し押さえた。両国の執行機関が情報収集にあたり、違法伐採の現場と輸送ルート、犯罪者を突き止め、当局が伐採地や製材所、輸送路で作戦を実行したという。
Leafプロジェクトは、インターポールを中心に、UNEPとノルウェーが協力する共同の取組。森林保護政策と持続可能な林業を実施しようとする南米各国及び国際的な努力を損なう違法伐採や森林犯罪の撲滅のため、南米各国の取組を支援している。【国連環境計画】

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