間伐材で「転ばぬ先のつえ」北杜のグループ健康体操考案

2013年06月19日

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北杜市の健康教室グループ「木曜会」が取り入れている、間伐材で作ったつえを使う体操が好評だ。「木のぬくもりに愛着が湧く」と参加者は話し、体操の名前の通り「転ばぬ先のつえ」とばかりに健康維持に励んでいる。

体操を考え出したのは講師の加藤なお美さん(49)。知り合いの小松一美さん(85)=北杜市高根町村山東割=から、散歩中に見つけたアカシアやクヌギの間伐材で作った長さ80~90センチのつえの使い道を相談され、教室で使うことを考えついた。

「転ばぬ先のつえ」を1文字ずつ取った「コロコロ」「ローイング」など9種類の体操を考案。参加者はつえを足で転がしたり、つえをオールのようにしてボートをこぐ動きをしたりして体を動かす。加藤さんは「手足から全身までさまざまな体操ができ、転倒予防や脳のトレーニングにもつながる」と効果を説明。「木のぬくもりが伝わり、手作りだからみんな愛着が湧くようだ」とみている。

教室に通う川島宗郷さん(83)=北杜市武川町牧原=も「自然の素材で、体操にも気合が入る」と話し、すっかりつえがお気に入りだ。

つえの制作者小松さんは、今も散歩中に使える間伐材を見つけてはつえを量産中。加藤さんも武川町教室だけでなく、今後、長坂町や高根町で開く教室でも取り入れていくことを考えている。

みるじゃん


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