2013年3月21日
◆雲南・里山再生プロジェクト/放置残材→粉砕→◆木片燃料、温泉に活用◆
たたらの里山再生プロジェクトに取り組む雲南市の、木質チップボイラー1号機が18日、波多温泉「満壽(まん・じゅ)の湯」(掛合町)で稼働した。荒廃の進む森林で間伐を進め、使い道がなかった木材をバイオマスエネルギーとして活用する試みが動き出した。
熱エネルギー供給開始式で、速水雄一市長は「森林を活用して山がきれいになり、林業が活性化し、地域が元気になるというよい循環を目指そう」と呼びかけた。事業を担う合同会社グリーンパワーうんなん代表社員で「田部」の田部真孝社長も「地域の原動力になりたい」とあいさつした。
「うんなん」は地元の森林会社や森林組合など7者が2012年6月に設立した。間伐時に、現場に放置されてきた林地残材を引き取り、細かく砕いてチップにし、ボイラーで燃やすことで熱エネルギーとして活用する仕組みを作った。
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