2013/02/17
間伐材の利用法を考え、環境保全への関心を深めるイベント「シイタケの菌打ち体験」が16日、香川県まんのう町吉野の国営讃岐まんのう公園であった。
4月に同園の里山再現エリア・さぬきの森がオープンすることを受けたプレイベントで、県内外から約40人が参加した。
シイタケはクヌギや桜、クリの丸太で栽培できることから、間伐材活用方法の一つとして知られる。この日は、栽培農家の近石正元さん(70)ら同町の老人クラブ仲南支部メンバーが講師となり、菌打ちの仕方を説明した。
昨秋に園内で伐採したクヌギを長さ70センチ~1メートルに切り分け、ドリルで15センチ間隔で穴を開けた後、木片に種菌を培養した「駒菌」を埋め込んだ。鳴門市の撫養小5年石川萌夏さん(11)は「シイタケの栽培方法を初めて知った。成長が楽しみ」と笑顔で話した。
シイタケは来年末~再来年初めに収穫できる見込み。同園は成長したシイタケの観察会など継続的にイベントを行う予定。
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