2013/01/09
【むかわ】町内の道有林1万3千ヘクタールが、林業や環境団体などでつくる第三者機関、緑の循環認証会議(東京)から、環境に配慮した森林管理の証しとなる「森林認証」を受けた。胆振、日高管内の道有林で初めて。
森林認証は、環境保護などに配慮しつつ適切に管理された森林に与えられる。認証を受けた木材は認証ラベルを付け、環境に配慮した製品であることをアピールできる。
今回認証を受けたのは、穂別稲里など町内計5地区に広がるカラマツ、ミズナラなどの道有林。道が昨年9月に同会議に申請し、現地審査などを経て、12月26日に取得した。
胆振総合振興局によると、道有林の認証はオホーツク管内の西部、東部に続き3カ所目。むかわ町内では民有林計1万3千ヘクタールがすでに認証済みで、今回の道有林と合わせ、町内の全森林の46%が認証を受けたことになる。
同振興局と町は昨年3月、町内の森林を一体的に整備、管理する協定を結んでおり、森林認証の取得にも力を入れてきた。
同振興局森林室は「今後も取得を進め、地域木材のブランド化につなげたい」としている。(俵積田雅史)
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