2012年12月22日
グリーン発電大分(日田市)の森山政美社長らが21日、県庁を訪れ、同市天瀬町に山林の未利用材を使った木質バイオマス発電所を建設することを報告した。
広瀬勝貞知事、原田啓介日田市長らが出席。森山社長が事業概要を説明し、「雇用が生まれ、森林再生の役に立てればいい」とあいさつ。広瀬知事は「地域の林業にとってこんないいことはない。うまくいくように応援する」と激励した。
グリーン発電大分は再生エネの固定価格買い取り制度を活用。乾燥した木質チップを燃料に発電、5千キロワットを売電する。年間11億円の売上高を見込む。
使うのは木材市場の規格に合わずに山に放置される残材や間伐材。周辺の森林組合などと連携して年間約7万トンを使用する。発電所は来年2月に着工し、同11月からの稼働を予定している。投資額は約20億円(うち8億円は補助金)。発電所や燃料化施設、未利用材の搬出などで約70人の雇用を見込んでいる。
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