2012年11月06日
佐賀県は、県有林の間伐によって増えた二酸化炭素(CO2)吸収量約1200トン分を10月から販売し始めた。購入した企業は、製造や輸送時などの生産活動で排出したCO2を相殺でき、社会貢献をPRできるなどのメリットにつながる。
県は2010~11年度、多良岳と嬉野市内の県有林計約147ヘクタールで間伐を実施。間伐により、日当たりが良くなって残った樹木の成長が促され、CO2吸収量が増える。環境省からCO2吸収量1200トン分の認証を得た。これを1トン1万円程度で販売。買った企業は自社商品に、環境に配慮した製品として付加価値を持たせることができる。
現時点で企業からの購入申し込みはなく、7日に県などで構成する「有明の海と山ネットワーク推進協議会」が開くセミナーで周知を図る。セミナーは午後1時半から佐賀市のメートプラザ佐賀で開き参加無料。問い合わせは事務局、電話092(474)1130。
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