森林組合こうや:発足 「新しい森林を追求」 高野で設立記念式典 /和歌山

2012年10月04日

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高野町、橋本市、九度山町の3森林組合が合併した「森林組合こうや」が1日発足し、高野町高野山の同町林業センターで設立記念式典があった。

新組合は、県内最大の組合員数2098人。事業区域森林面積は2万1714ヘクタールで、県内5番目の広さ。高齢化が進む組合員の委託を受けて森林を守るとともに、高性能林業機械を使った効率的な事業展開で林業の活性化を図る。今後は、コスト高になっていた小さな山の集約化を進めるとともに、間伐材を活用する「搬出間伐」に力を入れ、地形や自然を生かして間伐材で路肩を強化するなど路網を整備する。

式典には関係者約50人が出席し、松山修三組合長が「地域林業の振興に貢献したい」とあいさつ。「再生可能な森林資源の活用とともに水源かん養機能や鳥獣保護、レクリエーション機能など人と自然の共生など新しい森林のあり方を追求する」と課題などを発表。「森林組合こうや」の看板を序幕した。【上鶴弘志】

毎日新聞


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