ぬくもりの遊具、県立大生ら力作 地元の間伐材使用

2012年09月29日

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建築やデザインを学ぶ滋賀県立大(彦根市)の学生グループ「多賀木匠塾」が、多賀町藤瀬の高取山ふれあい公園に地元産の間伐材を使ったアスレチック遊具を作った。星空がきれいな多賀の町をイメージし、子どもたちにも親しみやすいロケット型で、塾生45人が11日間、公園内の施設に泊まり込んで作業した。

 同塾は10年前から大学の夏休み中に、町内のふれあい公園やサービスエリアなどで木造遊具を作っている。今回作った遊具は高さ5メートル、一辺2・5メートルの六角形のロケット型で、地元産のヒノキの間伐材を使った。ロープやネットなどが備え付けられており、いろいろな登り方が楽しめるという。デザインは塾生45人が6班に分かれてアイデアを出し合い、町や地元の山林組合が審査員を務めるコンペで決めた。

 塾代表で環境建築デザイン学科3年の出口碩己さん(20)=守山市=は「自分たちが図面からデザインしたものが実際に形になるのが面白い。間伐体験などを通して木のことも学べてよかった」と話している。

京都新聞


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