「Rio+20 記念シンポジウム」に300人 産官学で森林・林業再生を

2012/7/3

srn

国土緑化推進機構、美しい森林づくり全国推進会議、経団連自然保護協議会の主催による「Rio+20 記念シンポジウム~森と木を活かす『グリーンエコノミー』の創出に向けて~」が6月29日行われ、企業やNPOから関係者約300人が参加した。

 6月には「グリーンエコノミー」を主要テーマとした「国連持続可能な開発会議」(Rio+20)が開催され、木材の持続的な利用に関する国際的な取り組みが期待されているとともに、国内では平成23年から木材自給率50%を目指す「森林・林業再生プラン」が本格的にスタートしている。シンポジウムはこうした国内外の取り組みの情報共有や連携・協力を促すために開かれたもの。


 東京農大教授・宮林茂幸氏(美しい森林づくり全国推進会議事務局長)と林野庁林政部長・末松広行氏がそれぞれ基調講演を行ったほか、経団連自然保護協議会企画部会長兼政策部会長・石原博氏が経団連の取り組みを紹介した。また、三井物産環境社会貢献部理事・青木雄一氏、イトーキ ソリューション統括部・エコニファ開発室長・末宗浩一氏、九州旅客鉄道施設部設備課長・峯雅彦氏がそれぞれ事例紹介を行い、宮林氏がコーディネーターを務めたパネルディスカッションも行われた。


 主催者を代表して、美しい森林づくり全国推進会議代表・井出伸之氏は「世の中はグローバリゼーションが進んでいるが、わが国は地勢学的には世の中のバリューの真ん中にいる。この際、腹を据えて森林に取り組もう」と呼びかけた。

RBAタイムズWeb版


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