阿波おどりの資源ごみ換金 クヌギ200本植樹

2012年5月14日
300px-Awa-odori_2008_Tokushima
阿波おどり期間中に回収した資源ごみを換金して購入した、クヌギの苗200本を植樹するイベントが13日、徳島市東沖洲で行われた。植えたクヌギの苗がこれから吸収する二酸化炭素量で、資源ごみ回収の際に作業用の車が排出した二酸化炭素量を相殺するカーボンオフセットの取り組みだ。
環境団体などで構成された「ごみゼロ阿波踊り実行委員会」の会員約30人が参加。昨年8月12~15日に集めたアルミ缶など資源ごみ約800キロを換金し、その資金4万8000円で苗を買った。クヌギは約1メートルの高さの苗でも1年間で4キロの二酸化炭素を吸収するという。ごみの運搬などの活動で1トンの二酸化炭素をを排出したため、800キロ分吸収できるように、200本の苗を準備。会員らはスコップで穴を掘り、肥料を入れて植樹した。

同会代表の津川なち子さん(62)は「活動も3年目になり、続けることで運動がほかにも広がるきっかけになれば」と話した。

読売新聞


タグ: , , , , , ,