2012年5月28日
20年以上姉妹提携を結ぶ嬬恋村と東京都千代田区が協力して、村内の森林整備を行う「ちよだ・つま恋の森」づくりの植樹作業が27日、吾妻川上流の角間山(1981メートル)麓の村有林で行われ、区民や村民ら約100人がミズナラの苗200本を植えた。
水源保全や温暖化防止で重要な役割を果たす森林への区民の意識を高めようと、2011年度から始まった。家族5人で参加した同区猿楽町、設計事務所経営新崎光正さん(41)は「毎年成長する子供と木を会わせてあげたい」と
目を細めていた。
地元で里山再生に取り組むNPO法人「水とみどりを守る会」の黒岩憲司理事長の講演も行われ、「根が深く張る広葉樹の森には、柔らかい腐葉土の土壌が広がる。針葉樹よりも、降った雨をためる保水力が高く、治山・治水のために大切」などと呼びかけた。
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