第41回全国林業後継者大会、林業再生目指し提案や討論

Tn20120527002201
2012.5.27 中国新聞

 27日の全国植樹祭に先立ち、第41回全国林業後継者大会(全国林業研究グループ連絡協議会、山口県など主催)が26日、「森林・林業の再生に向けて~人・技・仕組み」をテーマに山口市のホテルで開かれた。木を切り出して供給する林業家と、木を使った最終製品を扱う産業との連携の重要性を訴えた。

 全国から林業関係者約600人が参加した。東大大学院農学生命科学研究科の酒井秀夫教授が基調講演。木材の価値を高め、適正価格での利用を図るため「川上と川下の連携」が重要と提案した。

 山口県内の4人がパネル討論。製材業の大林産業(山口市)の大林真信社長は、外国木材との競合に触れ「木造住宅以外でも使える内装材の需要拡大が必要」と強調した。

【写真説明】「森林・林業の再生に向けて」をテーマに議論した第41回全国林業後継者大会のパネル討論


タグ: ,