山里の生活を楽しむ

2012.04.06
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山里の生活を始めてから、親切で有能な知人が沢山できました。多くの山間地域と同様に、英彦山でも間断なく住人が山を下り、過疎化・高齢化が進む中で、町からやって来て家まで建て生活する私達を、好意と好奇をもって見守ってくれる人達です。例えば雑木を伐って、薪ストーブの焚き木を代わる代わるトラックに積んで来てくれたら、その気持ちに触発されずにはいられません。
気の置けない知人を通して様々な技術を習得し、新鮮な大気と清冽な湧き水を摂り、大地に抱かれて行う山仕事や畑仕事は心地良く楽しいものです。この楽しさについて具体的に説明するスペースが今はありませんが、育てる、作る、収穫する、捕獲する、食べる、学ぶ、発見するなどが日常的なことだと思います。
有名な世界保健機構(WHO)憲章によると、健康とは「身体(からだ)、精神(こころ)、社会(人づき合いなど)の全般にわたって快く、幸せな人」のような状態を言い、単に疾病や虚弱でない状態を言うのではありません。町で生活した時の運動不足から解放され、山里は健康に必要な数多くの要素を含む素晴らしい生活環境だと実感できます。

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