尾鷲ヒノキ使い南米の楽器作り

2012年1月17日
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尾鷲ヒノキの間伐材を使い、南米のアンデス地方発祥の打楽器カホンを
作る教室が尾鷲市の県立熊野古道センターで開かれ、親子連れら20人が参加し
た。

カホンは木を箱のように組み立てた楽器で、腰掛けて演奏する。側面に丸い穴があ
り、たたく場所によって様々な音が出る。講師を務めた大紀町の木工作家越仮裕規さん
(49)によると、尾鷲ヒノキは硬さが適切で、良い音が出るという。

参加者は、切りそろえられたヒノキのキットを使って組み立て、模様などを
描いて仕上げた。越仮さんから演奏方法を習うと、ギターに合わせて打ち鳴らし、
出来栄えを確めていた。同市の山本子竜(しりゅう)君(8)は「いろんな音が
出るので面白い。家でも練習したい」と話していた。

読売新聞


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