2011.12.19. 読売新聞
img012_l

間伐材を活用した企業や学校などの取り組みを表彰する
「GTF AWARDS 2011 間伐・間伐材利用コンクール」が開かれた。
暮らしに役立つ間伐材利用のアイデアが多く寄せられた。

 被災地復興や防災をテーマにした応募が目立った。「三県復興希望のかけ箸」は、気仙杉(岩手)、栗駒杉(宮城)、磐城杉(福島)の間伐材を材料にした割り箸のセット。箸メーカー「磐城高箸」(福島・いわき市)が、復興への願いを込めて製作した。

 愛知県立田口高校林業科の生徒が作った「家具転倒防止器具マモール」は、ヒノキ材などを使用。天井と棚の間に突っ張るように設置する。

 林野庁長官賞に選ばれたのは2団体。建設資材・技術を研究開発している会社「共生機構」(東京・新宿区)は、間伐材を林道沿いの擁壁や施設の柵として活用した。愛媛県の「久万広域森林組合」は、地権者や民間企業と連携し、効率的な森林整備を進めている。

 「GTF グレーター トウキョウ フェスティバル実行委員会」が主催し、林野庁、間伐推進中央協議会が後援。計85件の応募があった。


タグ: , , , , , ,