2011年10月9日
明治から昭和にかけて、切り出された木材を運んだ魚梁瀬森林鉄道が開通100周年を迎えるのを記念し、オープニングイベントが10日、田野町ふれあいセンターで開かれる。
魚梁瀬森林鉄道は、明治後期~昭和初期に建設され、馬路村魚梁瀬地区の杉などの木材を県外などに運び、1963年に廃止された。09年、森林鉄道としては初めて国の重要文化財に指定された。
こうした遺産を後世に残そうと地元住民らは「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」を結成、PR活動などに取り組んでいる。昨年には旅行会社のツアーも実施され、1000人以上が参加。「古い風景がそのまま残っていて懐かしかった」「ガイドの説明がよかった」など、アンケートの感想も上々だったという。
10日のイベントも、「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」が主催。復元した森林鉄道の体験乗車会や、地域振興に取り組んでいる団体の座談会などが行われる。森林鉄道の写真パネル展や特産品の販売コーナーも。午前9時~午後3時半。【小坂剛志】
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