国際森林年国内委 3日に信濃町で ニコル氏の「アファンの森」散策も

08月02日(火)
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国連が定める国際森林年の今年、国内の活動内容などについて議論する「国際森林年国内委員会」(座長=佐々木毅・国土緑化推進機構理事長)の会合が3日、上水内郡信濃町のアファンセンターで開かれる。3回目の会合となる今回は初めての地方開催で、委員会として国民に呼び掛けるメッセージ・宣言文を話し合う。

 国際森林年は、森林保全や持続可能な利用への認識を高める目的で、国連総会決議で定められた。国連が各国に国内委員会の設置などを要請。日本でも林野庁が事務局となり、昨年12月に委員会が発足した。信濃町在住の作家C・W・ニコルさんや、解剖学者の養老孟司さん、フリーアナウンサーの草野満代さん、元ソニー会長の出井伸之さんら20人が委員を務める。

 委員会はこれまで都内で2回開催。1回目の会合では、国際森林年のテーマを話し合い、農水省は「森を歩く」にすることを決定。東日本大震災を踏まえ、仮設住宅用に国産材を備蓄することなど林業の在り方も議論してきた。

 今回は、信濃町で「アファンの森」(約30ヘクタール)を整備してきたニコルさんの提案で、同町での開催となった。会合後、アファンの森の散策も予定している。

信毎web


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