間伐材がテーブルに変身 原村の住民団体が木工教室

2011年07月12日
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 原村の住民団体「村民の森づくり専門部会」は9日、同村上里の「村民の森」で丸太を使う木工教室を開いた。森林の整備体験を通じて里山の良さを伝えようと続けている活動の一環。諏訪地方の会社員ら男性9人が参加し、カラマツの間伐材をチェーンソーで加工してテーブルを作った。

 テーブルは、長さ約50センチの丸太2本を土台に、長さ約1メートルの丸太を縦に真っ二つに切って平面を上にして並べた簡素な構造。2、3人ずつ分かれた参加者たちは、部会員たちから、テーブルの表面になる部分を平らにするチェーンソーの刃の当て方などを教わりながら製作を進めた。

 職場の同僚と参加した諏訪市大和の会社員、六波羅憲綱さん(52)は「丸太を使った木工は自宅ではできない体験。チェーンソーの使い方が勉強になった」と満足そう。部会長の桑折清さん(61)=原村中新田=は「ここで身に付けた技術を使って、より自然を楽しんでもらえたらうれしい」と話していた。

信濃毎日新聞


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