森林税:収入、3年間で18億円 /長野

2011年7月16日 
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 県は08年に導入した森林づくり県民税(森林税)を財源にした事業実績を、県民でつくる「みんなで支える森林づくり県民会議」で公表した。08~10年度の税収は計約18億5100万円。森林整備や間伐による里山整備などに使用された。

 県森林政策課によると、税収は08年度5億1300万円▽09年度6億7500万円▽10年度6億6200万円。3年間の主な事業は、里山の整備や集約化など12億9500万円▽森林整備や間伐材の利用促進など計3億6400万円▽普及啓発活動など計6200万円--。間伐を実施した面積は計1万500ヘクタールに及んだ。

 会議で県は「地域住民が主導して里山整備をするケースが増えた」などと報告。一方、人材育成や、女性や若年層の森林税に対する認知度が低いことなどを課題に挙げた。

 今年度は税収7億7300万円を見込み、4600ヘクタールの間伐を計画。森林税は12年度までの期限付きで導入。13年度以降も継続するかどうかは県民アンケートなどで調査し、検討する。【大平明日香】

毎日新聞 地方版


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