クルベジ:炭埋めた畑で栽培、温暖化防止に貢献 農家を視察--あきる野 /東京

2011年6月23日 
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◇普及目指す「協議会」

 炭を埋めた畑で農作物を栽培し、二酸化炭素の排出削減に貢献する農業の普及を目指す「五日市炭素貯留協議会」(代表・吉澤秀治・明星大学理工学部教授)が栽培した地球を冷やす野菜「COOL VEGETABLE」(クルベジ)が注目を集めている。

 クルベジは粉炭を多く含んだ土壌で育てた野菜のこと。炭素を多く含んだ土壌は保水力が高く、化学物質やバクテリアなども吸着し、植物の成長を助ける効果がある。この効果に注目し、あきる野市環境農政部やJAあきがわなどが中心となって同協議会を設立。09年に行ったトウモロコシやカボチャなどを試作した実証実験で、炭入り堆肥が多いほど育成が良い結果が出た。

 22日にはクルベジを育てているあきる野市小川の森田康大さん(41)の畑を協議会のメンバーが視察した。森田さんは3月から、ケヤキの葉に米ぬかなどを混ぜて発酵させた原肥に木炭を粉にして混ぜた畑地で、ほうれん草やトウモロコシなど10種類以上の野菜を栽培。直売所や市内のファーマーズ・センターでジャガイモやキュウリなどのクルベジを販売している。森田さんは「化学肥料や薬を使わない安全で安心なクルベジを学校給食に使ってもらいたい。今後、役所に働きかけたい」と意欲を見せた。【斉藤三奈子】

 毎日新聞 地方版


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