National Geographic News
June 23, 2011
グアテマラに生息する小型のキノボリサンショウウオの1種(英名:Chuj climbing salamander、学名:Dendrotriton chujorum)も、2011年版のレッドリストで新たに絶滅危惧IA類(Critically Endangered)に加わった。
広葉樹の森林内のごく限られた地域にのみ生息するが、その森林が農耕や薪を得るため広範に伐採されてしまった。しかし地元当局も、このサンショウウオが繁殖していけるよう残った森を保護しようと懸命に努力している。
国際自然保護連合(IUCN)レッドリスト部門のレベッカ・ミラー(Rebecca Miller)氏は、「人間が世界中で生物多様性にどのような影響を及ぼしているかを示す古典的な事例だ。人間は破壊する力を持っているが、保護する力も持ち合わせている」と話している。
Photograph courtesy Todd Pierson
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