2011/6/15
日野自動車(7205)は15日、燃費効率を向上させた小型トラック「日野デュトロ」の新モデルを7月2日に発売すると発表した。12年ぶりのフルモデルチェンジとなる。燃費は積載量2トンのハイブリッドモデルで燃料1リットルあたり12.2キロメートル。
ハイブリッドモデルは減速時のモーターによる制御を最適化するなどし、燃費効率を改善した。ディーゼルエンジンモデルは高効率なエンジンを採用した。二酸化炭素(CO2)排出量を低減するほか、尿素を使わずに窒素酸化物(NOx)を低減する。
2015年度燃費基準を達成し、エコカー減税の対象となる。新車購入時に自動車重量税と自動車取得税が75%減税されるという。
価格は積載量2トンのハイブリッド車が465万4650円、ディーゼルエンジンを採用した積載量3トンのモデルが475万3350円を想定している。日野デュトロシリーズ全体の国内販売台数は年間1万2000台を目指す。
記者会見した白井芳夫社長は「2015年度までに小型トラックの世界販売台数は現在の4倍となる14万台を目指しており、今回の『デュトロ』を世界戦略車として位置付けている」と述べた。また、東日本大震災の被災地にハイブリッドモデルのデュトロ50台を1年間無償貸与する。〔日経QUICKニュース〕
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