2011/05/17
香川県綾川町内で里山保全活動を行う住民グループ「羽床里山クラブ」(長尾敏弘代表)は16日、同町山田下の特別養護老人ホーム松林荘(道井義治施設長)に手作りの竹炭をプレゼントした。
同クラブは美しい里山の復活を目指し、5年前から町内の山林で竹の伐採活動を展開。切った竹の有効活用にも知恵を絞り、竹炭を作って福祉施設に贈呈したり、地元公民館で開く生涯学習活動向けに竹を贈るなどしている。
今回提供したのは、ドラム缶などを活用した手作りの窯で製造した約100キロの竹炭。竹は、昨年冬にクラブ員が伐採したものを利用した。この日はクラブ員4人が施設を訪れ、長尾代表が鵜川照義副施設長に段ボール箱に詰めた竹炭を手渡した。
長尾代表は竹炭作りの工程を説明した後、「快適な施設の環境作りに役立ててほしい」と話し、鵜川副施設長は「トイレの脱臭をはじめ、焼き芋作りなどにも活用したい」と感謝していた。
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