2011/05/13
三次市の三次地方森林組合が、小規模な森林を束ねて計画的に間伐作業を進める「提案型集約化施業」の体制が整っていると評価され、全国森林組合連合会(東京)から2010年度の認定証を受けた。これまでに全国の森林組合で6団体が認定されている。中国地方では初。
作業経費や間伐材の販売収益予想などを明示して所有者に示す施業提案書の適切さ、組織内の役割分担、作業に必要な作業道「路網」の効率性など全15項目について、大学教授たちの審査をクリアした。
この認定制度は外部評価に相当する。森林の荒廃を防ぐのに有意義とされる集約化を普及させるため、全森連が09年度に創設した。三次の組合は同年度に申請したが3項目を達成できず、10年度にあらためて審査を求めて認められた。
同組合は集約化に07年度から取り組む。ことし3月までに市北部3町や吉舎、粟屋町の13カ所で計73人分約303ヘクタールの山を集約し、路網を設けて間伐材を搬出している。こうした実績も評価された。
2011/05/13 中国新聞
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