ウッドワン、木製窓枠を発売 リフォーム需要増に対応

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ウッドワンは木製窓枠の製造・販売を始める。断熱性を強化するために既存の窓の内側に二重窓を設置する需要が高まっているのに対応。ニュージーランドに所有する自社の森林で育成したむくの木材を使い、他社との違いを打ち出す。

 「MOKU(モク)サッシ」の名称で16日から全国で販売する。第1弾として、窓枠が左右に動く「引き違い窓」用を投入し、今夏には内側に開く窓枠やドア枠を追加発売する。引き違い窓枠(幅90センチ、高さ60センチ)の価格(税、施工費別)は2万9000円。

 床材などの木製建材の製造で培った技術を窓枠に応用した。一般に二重窓用の窓枠は樹脂製が多く、むくの木材を利用することで違いを打ち出す。

 新築住宅の販売が伸び悩む中、同社は戸建て住宅やマンションのリフォーム向け商品を拡充している。木製窓枠と床材を組み合わせたリフォームの提案を強化する考え。窓枠は初年度5億円の販売をめざす。

[2011/5/14 日本経済新聞 電子版]


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