2011.05.15
森林の魅力を市民に紹介して豊かな森に目を向けてもらおうと鶴岡市は、「つるおか森の散歩道20選」の2次募集を行っている。昨年度の応募分などから10コースを選定しており、今回の募集でさらに10コースを選び20選を決定する。選定したコースには案内板などを整備し、併せてガイドマップを発行して市民に広く紹介していく。
市町村合併で東北一広い市域となった同市は、市の面積の約7割を森林が占めている。市は、人々の暮らしを支えてきた森林を地域の掛け替えのない貴重な資源として再評価し、市民が森に親しめる環境づくりを進めようと、「森林文化都市」構想を提唱。森の散歩道20選も、この森林文化都市構想の一環で昨年度から選定作業に乗り出した。
昨年度に実施した1次募集では選考対象として24コースが挙がり、市の担当職員が実地踏査した上で、学識経験者らによる選考会で安全性や快適性、景観、学習、総合的な歩く楽しさといった観点で10コースを決定。「大山下池周遊道」「熊野長峰湿原群コース」「田川の自然を散策」「羽黒山山伏コース」「六十里越街道」「温海嶽ぶなの森遊歩道」などを選んだ。
2次募集でも▽行きやすい、歩きやすい道▽行ってみたい魅力がある道―の2つを要件に、お薦めの道を募る。対象は市内の道とするが、他の市町村にかかる道であってもメーンルートが市内にあり一体的に利用できれば一つのコースとして応募できる。すでに選定されたコースは除く。
森の散歩道に選ばれたコースの応募者には、賞状と副賞(図書券5000円分)を贈る。
選定を担当する市地域振興課は「市内には魅力いっぱいの森の散歩道が多くある。森に触れて楽しみながら心豊かに散策できる、そんなお薦めのコースを紹介してほしい」と呼び掛けている。
応募は所定の用紙に必要事項を記入し、今月20日まで地域振興課内の森林文化都市研究会事務局に提出する。問い合わせは同課=電0235(25)2111、内線585=へ。
5月15日 荘内日報ニュース
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