2011.03.10
国連が今年を「国際森林年」と定めたのにちなみ、安芸市穴内乙の新城地区にあるエドヒガンザクラの古木2本を守ろうと9日、地区住民が総出で高さ1.6メートルの保護柵を取り付けた。
同地区の八幡宮境内には、胸高周囲が3.89メートルと3.02メートルのエドヒガンザクラが並び、県内の桜の木では3番目と5番目の巨木とされる。樹齢は250~300年とみられ、県森と緑の会によると、2本並んでいるのは珍しいという。
樹勢が衰え、2年前に県緑サポーター会や樹木医らが治療と周辺整備をしたのを機に、地区住民で「安芸市穴内八幡桜を守る会」を結成。今回は県森と緑の会の協力を得て、「緑の募金」も活用し、地表に出た根を守る保護柵と案内版を取り付けた。
八幡宮の総代、平井寛さん(63)は「今年はこの木の下で花見がしたいですね」と話し、樹勢回復を祈っていた。(川原崎茂)
<asahi.com 2011.03.10.>
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