「木育」の幅を広げるか…木のおもちゃがセットの「グリコ」

health_20170302185847-thumb-autox380-106919江崎グリコは、創業の製品として1922年から販売しているキャラメル製品「グリコ」に、木製のおもちゃをセットした「アソビグリコ」を2017年3月28日に発売する。おもちゃは、動物をテーマに、やさしい手触りに仕上げた10種類。

スマホかざすと動きだす

IT時代、IoT時代の木のおもちゃだけに、専用アプリをダウンロードしたスマートフォンやタブレットをおもちゃにかざすと端末のディプレーのなかで命が吹き込まれたように動き出す。「楽しく遊びながら動物の生態を学ぶことができ、おもちゃの世界が大きく広がります」と江崎グリコ。

「木のおもちゃ」は、この10年ほどの間に広まってきた「木育」の主要なツールの一つだ。「木育」は北海道から発信され、06年9月に閣議決定された「森林・林業基本計画」で「材料としての木材の良さやその利用の意義を学ぶ『木育』とも言うべき木材利用に関する教育活動を促進」と記された。

新しく建設された大型の商業施設などのなかには、木製の玩具や遊具をそろえたスペースがしばしばみられる。

「アソビグリコ」にセットになった木のおもちゃは、時代に合わせデジタル系の遊びができる機能を加えたことで「木育」の幅を広げそうだ。

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