シイタケの植菌を体験 親子で厚真の森を散策 【北海道】

1405120015森づくりに励む市民グループ「あつま森林(もり)むすびの会」(大岸征二会長)はこのほど、厚真町豊沢の環境保全林で春の自然散策会を開き、森の魅力を発信した。

あつま森林(もり)むすびの会は今年3月に発足。町主催の環境保全林の散策会に参加したメンバーが中心となり、森でおむすびをおいしく食べよう―といった思いを込めた名で、町内外から現在22人が参加している。

今回の散策会は町との共催、町教委の後援で実現。同会メンバーや親子連れなど30人余りが参加。自然観察をしながらの森歩きの後、同会が事前に整備していた森の中の広場で、シイタケの植菌体験も行った。

事前に伐採された原木にドリルで次々と穴を開け、その中に菌が染みこんだ駒をトンカチで打ち込んでいく。「やってみたい」と子どもたち。大人に手伝ってもらい、一生懸命に作業をする。次第に子ども同士で教え合う姿も見られた。2歳から76歳までが世代を超えて支え合い、用意した3000個すべて駒打ちした。

同会では年会費1000円で月2回の活動から、森づくりを展開。大岸会長は「いろんな世代の人が関わり合い、森が変わっていくことを楽しんでもらえたら、と思う。森に来るのが、好きになってほしい」と話していた。

苫小牧民報社