富山らしさ発見塾の親子林業体験(富山新聞社共催)は15日、富山市楡原の農事組合 法人「シーテック細入」で行われ、親子連れら約20人がシイタケ生産の現場見学を通じ て、林業を支える環境に理解を深めた。
参加者は同法人の堀勇一副代表理事の案内で、約2万2千本の榾木(ほだぎ)が栽培さ れているハウスや出荷作業を見学。パック詰めされコンベヤーで流れるシイタケを興味深 げに見守った。
総務部の中野美基子さんが、同法人のシイタケは砺波市の山から採ったナラの木で栽培 しているとし、無農薬に加え、ハウス内を秋ごろの環境に保つことで、うま味成分のアミ ノ酸量が通常のシイタケより多くなると説明した。
親子で参加した高岡市大町の上田勝久君(4)は「いろいろな形のシイタケを見るのが 楽しかった」と笑顔で話した。
親子林業体験は富山新聞社内に事務局を置く「富山らしさ発見塾」が主催し、日本財団 の助成を受けて実施している。