歌や踊りで岡山の林業PR 若者グループ、5月にも発足

2014022221442590-1-256歌や踊りを交えて林業の魅力をPRする若者男性グループ「ウッディボーイズ」が5月にも発足する。担い手不足という林業の課題を踏まえ、NPO法人・ふれあいサポートちゃてぃず(備前市日生町日生)が準備を進めており、メンバーの選考などを担うプロジェクトチーム(PT)を3月7日に岡山市で立ち上げる。

計画では、ウッディボーイズのメンバーは15〜20歳程度の5人以上。木材の伐採現場を見学して就業者に話を聞くなど林業に関する知識を深めた後、岡山県内のイベントに出向いてPRステージを繰り広げる。必要に応じて歌やダンスの指導も受ける。

企画した「ちゃてぃず」は、子育て支援などに取り組む団体。稲刈りなどの自然体験を通して子どもの生きる力を伸ばす「野山の学校」を開く過程で、林業に就く人の高齢化と担い手不足を痛感した。

代表理事の湊照代さん(52)は「学校で林業を学ぶ機会が少なく、知識や理解の不足から職業選択の対象になっていない」と分析。高性能機械の普及で作業負担が軽減したり、仕事が森林の機能保全につながったりしていることを若い世代に知ってもらうため、同ボーイズの結成を発案した。

PTはボーイズの活動をマネジメントしたり、活動の様子を動画撮影してインターネットで情報発信したりする。4月をめどにボーイズのオーディションも開く。

PTのメンバーは社会貢献、環境問題などに関心のある中高生を対象に10人程度を募る。申し込みは、ちゃてぃず(0869(72)9088)。

山陽新聞