児童、森の大切さ実感 郡上で教室 林道散策や間伐見学

2013年05月13日

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木の伐採から実際に使うまでを肌で感じ、森林や林業の大切さを知ってもらう体験教室「ぼくらと森のかけはしプロジェクト」の第1回講座が12日、郡上市大和町古道地区の市有林であった。都市部で暮らす小学生21人が林道を散策したほか、間伐20+ 件作業を間近で見た。

 教育支援活動に取り組むNPO法人「MeetsVision」(岐阜市)が開催。創業の地・郡上市の森を守ろうと活動する鷲見製材(岐阜市)とともに2年前から行っており、教室は4度目。応募のあった約100人から選ばれた岐阜市や各務原市、羽島市などの児童が参加した。

 行われたのは「森の見学ツアー」。児童は同社の若手社員と一緒に林道を散策。木の年齢当てや珍しい草花探しなど木漏れ日の中を楽しみながら進んだ。

 間伐20+ 件は大原林産(郡上市)の小森胤樹さんが披露。木を間引く必要性を説明し、チェーンソーを使って樹齢約50年のスギを切り倒した。

 参加した小5男児(10)は「(伐採は)迫力があった。切ったばかりのスギは水っぽいけど、良い匂い」と話した。

 今後は郡上市内で間伐20+ 件されたスギで割り箸を作り、6月8日にサッカーJ2のFC岐阜公式戦の会場で販売。感じたことを互いに紹介し合う発表会も行う。

岐阜新聞


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