2013/4/2
森林浴のまちづくりを進める広島県神石高原町は1日、官民組織「町森のこみち推進協議会」を発足させた。2014年度から散策などで心身を癒やす「森林セラピー」をテーマに地域振興を図る。
町役場での設立総会には町内の観光施設の代表者ら8人が出席。仙養ケ原ふれあいの里(上豊松)と帝釈峡スコラ高原(相渡)の両施設を拠点に進めることを申し合わせた。
併せて今秋、町内の森の癒やし効果を科学的に実証し、来年4月にNPO法人森林セラピーソサエティ(東京)の森林セラピー基地認定を目指すと決めた。
総面積の8割を森林が占める同町は、観光にも生かそうと森林浴に着目。昨年、ふれあいの里の職員1人を森林セラピストとするなど準備を進めている。
協議会の会長になった牧野雄光町長は「理想に近い森林セラピーを提供し、地域振興に役立てたい」と意気込む。同基地は全国に48カ所あり、県内では安芸太田町が認定されている。
【写真説明】森のこみち推進協議会の設立総会であいさつする牧野町長
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