2012/12/04
香川県観音寺市大野原町の大野原小学校(石川徹校長)の6年生92人がこのほど、愛媛県境にある学校林で森林環境学習に取り組み、ヒノキの間伐などを体験した。
同校の学校林(約2・5ヘクタール)は1953年ごろから植林され、地元の五郷地区住民が旧五郷小学校に寄贈したという。2006年の統合後は大野原小が管理に当たり、児童の環境学習に役立てている。
間伐体験には地元ボランティアが協力。児童は安全な場所にヒノキを引き倒すためのロープを握り、幹を切るタイミングに合わせて力いっぱい引いた。直径約20センチのヒノキが音を立てて倒れる様子は迫力があり、児童から「うわー」などと大きな声が上がった。
作業場所はヒノキの香りに包まれ、児童はチェーンソーで輪切りにしたヒノキを家に持ち帰った。矢野樹さんは「間伐は初めてなので、とても緊張したけれど、うまくできて楽しかった」と話していた。