若手作家がぬくもりの息吹 間伐材が ベンチに

2012年9月8日

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金沢市の森林整備で生じた間伐材が、市内の若手作家によって木のぬくもりを伝えるベンチに生まれ変わる。三枚の板を細長い丸棒で支えてコの字形に組み立て、子どもが色を塗るなど親子でものづくりを楽しめるデザイン。十四日から順次、市内の海みらい図書館などに十台設置される。(押川恵理子)

ベンチは幅百五十センチ、奥行き四十五センチ、高さ四十二センチの二~三人掛け。デザインと制作を手掛けたのは、木工作家の沖泙(なぎ)美里さん(23)=上荒屋。市の二〇一一年度「金沢産材・ぬくもりのベンチデザインコンクール」に応募し、百七点から最優秀賞に選ばれた。

間伐材をもっと使ってもらいたいとコンクールへの応募を続けてきた。形がふぞろいだったり、枝が残っていたりと加工に手間がかかるが、森林を守るため間伐は大切。

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