森林セラピー基地:“癒やし”の森林目指し実験 認定向け血圧、脈拍測定など−−豊前市 /福岡

2012年09月06日

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豊前市の森林セラピー基地認定に向け、適性の度合いを確認する生理・心理実験が5日、同市で始まった。千葉大環境健康フィールド科学センターの宮崎良文教授(副センター長)と独立行政法人森林総合研究所の香川隆英・環境計画研究室長らが、大学生を被験者に6日まで続ける。【陣内毅】

森林セラピー基地は、森林のリラックス効果が専門家に実証され、NPO法人森林セラピーソサエティから認定された地域。県内では、うきは市、八女市、篠栗町が認定されており、豊前市が認定されれば北九州・京築地区では第1号となる。

豊前市域(111・17平方キロ)は約7割を森林が占める。そこで林業の他にも森林を活用しようと、市は基地認定申請書を提出し、3月に1次審査をパスし森林セラピー基地候補にノミネートされた。今回の実験は第2次審査に向けたもの。被験者の男子大学生12人を2班に分け、都市部(八屋東八幡付近)と森林部(求菩提山次郎坊天狗橋付近、標高約580メートル)で簡易心電図記録装置を装着。約1キロ歩いたり、椅子に座って約20分間景色を眺めたりして、血圧や脈拍などを測定した。

毎日新聞


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