森林セラピーへ メーン会場大掃除 智頭

2012年7月23日

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智頭町が取り組んでいる「森林セラピー」の1周年記念イベントが28、29日に開かれるのを前に、同町郷原の旧町立山形小学校で22日、メーン会場となる校舎の大掃除イベントが開かれた。同小の校舎は1942年に建築され、国の登録有形文化財に指定されており、ボランティアで駆けつけた住民ら約100人が、イベントの参加者に心地よく過ごしてもらおうと、気持ちを込めて掃除した。

 同町は昨年7月に、森を散策して心身をリフレッシュしてもらおうと「森林セラピー」を本格的に始めており、イベント当日は、校舎で地元産の杉などを使った「森のアロマづくり」や「杉箸づくり」などの体験講座が開かれる。ほかにも、カフェや宿泊施設としても活用されるため、町が校舎の清掃を企画した。

 大掃除に参加した住民や森林セラピーのガイドらは午前9時から、雑巾で教室の窓や約80メートルある廊下を拭いたり、校庭に生えた雑草を抜いたりしていた。

 ガイドを務める鳥取市滝山の岡垣祐子さん(51)は「ほこりがたまっていた校舎もきれいになった。来てくれる人たちが気持ちよく過ごしてもらえれば」と話していた。

 読売新聞


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