森林保全活動:県、四万十町とキリンビールが協定締結 /高知

2012年06月22日 
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キリンビール(本社・東京、磯崎功典社長)は21日、県、四万十町と森林保全活動「協働の森づくり事業のパートナーズ協定」を締結した。キリンビールと同町の同パートナーズ協定は06年から始まり、今回で3回目。協定期間は15年6月まで。

 県庁で行われた締結式には尾崎正直知事と高瀬満伸町長、キリンビールの高橋尚登常務ら関係者13人が出席。高橋常務は「水と空気が奇麗な高知の自然を守るためには、まず森を大事にする取り組みが必要。キリンビールとしても環境保全活動に力を入れており、高知の緑がより豊かになるように今後も積極的に支援していきたい」と語った。

 「協働の森づくり事業」は県が05年から実施している森林20+件整備事業の一環。県が仲介役となって企業から協賛金を募り、企業と自治体が共同で手入れの行き届かない森林の再生に取り組んでいる。

 キリンビールは同町が所有する森林約215ヘクタールを「たっすいがは、いかん! の森」と名付け、森林整備を実施する。協定では春と秋の年2回、「たっすいがは、いかん! 環境バスツアー」と題して県民から参加者を募って間伐や植林体験を行うとしている。【最上和喜】

毎日新聞 


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