森づくりに若者に参加をしてもらおうと「森と洋服のプロジェクト実行委員会」(東京)は2009年12月5日、佐久市大沢財産区有林で森林整備を体験するツアーを開催した。
実行委は、ともにNPO法人の「森のライフスタイル研究所」(伊那市)と「信州そまびとクラブ」(佐久市)などで4月に発足。東京・原宿の洋服などの展示会やアパレル専門店を通じて活動を紹介したほか、「森ギャル」のキャッチコピーで女性雑誌に募集広告も掲載した。
原宿に午前7時に集合した参加者たちはマイクロバスで佐久市へ。そまびとクラブの工藤孝一代表(44)から「腕より細い木を基準にできる限り根元から切って」といった注意点を聞いてから、のこぎりを持って山林に入った。
東京都の会社員、依田美津子さん(38)は山仕事は初めて。霜が解けて滑りやすい斜面に苦戦しながらも「切り倒せるタイミングが『来たっ』と分かって面 白い」と楽しんでいた。佐久市市大沢の高畑八千代さん(67)は「都会の若者が山の仕事を考えてくれるのはうれしい。1回だけでなく継続してほしい」と話 していた。
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