2012年5月26日
対馬市の財部能成市長は25日の記者会見で、市有林の間伐事業による二酸化炭素(CO2)の吸収分を企業に売却することを明らかにした。こうした事業を実施するのは、県内自治体では初めてという。
市によると、CO2などの温室効果ガスの吸収量を販売可能な取引対象(クレジット)として認証する環境省などの「オフセット・クレジット(J―VER)制度」を活用。クレジットを購入した企業は、自社のCO2などの排出量と相殺(オフセット)できる。
認証を受けるのは、1212ヘクタールの市有林のうち、2007年度以降に
間伐を行った159・14ヘクタールで吸収するCO22098トンで、11月をめどにクレジットを発行する予定。1トンあたり8000円以上での
売却を目指し、収入は森林整備事業などに活用する。
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