2012.5.26 Asia Pulp & Paper Group
持続可能な森林管理に対する業界の取り組みを基盤にAPPが画期的な自然林保護方針を開始
(インドネシア・ジャカルタ)- (ビジネスワイヤ) — インドネシア林業権取得者協会(APHI)の会員には、数百万ヘクタールに及ぶインドネシアの林業許可地を環境的に責任ある形で管理する特有の責任があります。
だからこそ、2012年5月15日に発表されたアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)の新たな自然林保護方針をAPHIは大いに歓迎しています。
自社の供給業者に対して保護価値の高い森林(HCVF)の評価を導入するというAPPの新たな誓約は、紙パルプ業界における画期的なイニシアチブです。
APHIは最近、インドネシアが新たに導入するSVLK(合法性検証システム、Timber Legality Assurance System)への支持を宣言しています。これは、インドネシアから購入する木材製品が環境的に持続可能な方法で生産されていることを明確で検証可能な形で顧客に保証するための認定制度です。この新たに義務化されるSVLK認定制度により、インドネシアは生産と環境に関する世界クラスの基準を得ることになります。
SVLK以外にも、世界の一部の地域の顧客からHCVF評価に対して国際的に認められた定義を導入することを求められていることをAPHIは認識しています。
このため、HCVF評価を実施することやHCVFの原理に基づいた持続可能な森林管理の制度を導入することへのAPPの真剣な取り組みをAPHIは支持します。新たな方針を導入する場合の常として、APPと供給業者にとって対処すべき問題が出てくることは間違いありません。重要なことは、複数の利害関係者を関与させる効果的なプロセスを用意しておくことです。また、実施を成功させるためには、政府、組織、NGOを含むあらゆる関係者の全面的な支援も必要です。
林業業界組織の主導的組織として、APHIはそれぞれの領域でHCVFを実施したその他の会員への支援も行い、APPの重要なイニシアチブに続く行動をとるよう奨励しています。
SVLKについて:
合法性検証システム(Sistem Verifikasi Legalitas Kayu、SVLK)は2009年に制定されたインドネシアの追跡調査プログラムです。このシステムはインドネシアから輸出される木材製品が合法で、生産地の特定が可能なことを保証します。SVLKは業界がインドネシアの法律に基づいた合法な材木のみを受け取り・加工することを保証するために策定されたものです。この規制はライセンス付与、収穫、運送、加工に適用されます。SLVKは持続可能な森林管理認証のための重要な第一歩です。
【APPインドネシアについて】
インドネシアに本社を置くAPPインドネシアは、アジア最大級の総合製紙メーカーで、世界120ヶ国を超える国々で製品を販売しています。インダ・キアット紙パルプ会社、ピンド・デリ紙パルプ会社、チウィ・キミア製紙会社、ロンター・パピルス紙パルプ会社、エカマス・フォルトゥナなど、インドネシアにある複数の工場で生産されている紙製品の総合ブランドでもあります。APPの生産設備の大部分はLEIとPEFCによる加工・流通過程認証を取得しています。
APPは、ギアム・シアク・ケチル-ブキット・バツにある17万8,000ヘクタールの生物圏保護区、10万6,000ヘクタールのセネピストラ保護区など、多くの大規模な環境保全取り組みを支援しています。この両保護区はスマトラ島リアウ州に位置しています。APPによる野生生物保全取り組みには、他にもカリマンタンでのクタイ・オランウータン・プログラムや、ウジュン・クロン国立公園でのジャワサイの保護への支援などがあります。
詳細についてはこちらをご参照ください:www.asiapulppaper.com
【APP中国について】
APP中国は、1994年10月にシンガポールで設立された世界有数の紙パルプ企業の一つで、アジアの主要な総合製紙会社として位置付けられています。1990年代初めに中国への投資を開始して以来、APPは子会社やジョイント・ベンチャーを含む20以上の紙パルプ工場を所有し、計300,000ヘクタールに及ぶ森林植林地域を保有しています。APP中国の従業員は38,900名を超え、2010年における年間生産能力は合計800万トンでした。APP中国は2010年末までに環境保護設備に55億人民元(8億6,900万米ドル)を投じ、6億人民元(9,230万米ドル)を全国の様々な地域開発プロジェクトや慈善活動などに投じています。詳細についてはこちらをご参照ください: www.app.com.cn
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APP
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E: redita_soumi@app.co.id