2012年04月11日
和歌山県林業試験場(上富田町生馬)は、県産ヒノキの間伐材をナメコ栽培の原木に使った場合、最も発生量が多く、安定生産が見込める種菌品種を特定した。関係者は「ヒノキの間伐材を活用でき、林業の副収入にもつながる」と期待している。
近年、ナメコ栽培は、菌床栽培が主流になっているが、原木栽培の方が天然
ナメコに近い味や形をしていて希少価値がある。しかし、原木栽培に使うブナやサクラなどの広葉樹は入手が難しい。最近の研究でヒノキの間伐材も原木に利用できることが分かったが、広葉樹に比べてナメコの発生量が少なく、ナメコ菌の品種によって収量に大きな差があった。