こんにちは:石屋の技術でミネラル炭、岩本哲臣さん /岐阜

2012年04月23日
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モミ殻や間伐材、植物の残りかすまでを、石や植物に含まれるミネラルを活用して「ミネラル炭」に加工し、農業や養殖業に有効な素材として活用。
工程で生まれる熱エネルギーは温浴施設などに使う??という夢のような“究極のエコマシン”を開発したと語る。

「ミネラル炭製造機」。外炉をガスバーナーで500度前後に暖め、無酸素状態にした円柱炉に乾燥したモミ殻などを入れて炭を作る。モミ殻から発生したガスで炉を燃焼させ、石や植物のミネラル成分に磁気を通して吹き付け、ミネラル炭を生成するというシステム。
最初に炉を暖めるだけで、その後は燃料を使わずに発生したガスが燃え続け、炭を生成していくという。数年前から研究を重ね、何度も実験して成果を積み上げてきた。昨年10月、東日本大震災の被災地、宮城県気仙沼市に出向いて地元のボランティアの若者たちと意見を交換し、被災地に導入して地域起こしに一役買うことも決まった。

毎日新聞