2011/12/11
家を新築する施主や製材関係者に建材用の木を直接見てもらうため、県西部総合県
民局が設置している森林「森のショーケース」で
初の成約があり10日、美馬市穴吹町古宮の私有林で現地見学会が行われた。施主
らが住宅用材に使う杉の安全性などを確認した。
吉野川市鴨島町に住宅を新築するため樹齢55年以上の杉やヒノキ計10本を購
入する加藤正典さん(35)=同市山川町諏訪、
県職員=や建築士ら10人が現地に足を運んだ。加藤さんらは森林を散策しながら
杉などの木を見て回り、森林所有者と強度や用途、
安全性などについて協議。建築に使う杉2本を選んでチェーンソーで切り倒した。
加藤さんは「実際に木を見て住宅用材を選べるので安心感がある。一生に一度の
買い物なので納得できる選択ができて良かった」と話していた。
森のショーケースは、県産木材の販路拡大を図ろうと、県が2008年度から美
馬市とつるぎ町に計16カ所設置。樹齢や直径、推奨用途などを木に表示し、
森林所有者と施主らの商談成立へ向けた橋渡しを行っている。
【写真説明】新築住宅に使う木を選ぶ施主ら=美馬市穴吹町
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