2011年11月11日
小田原の森林関係・漁業関係団体などで構成する「ブリの森づくりプロジェクト」は11月26日、間伐体験イベント「白銀山の森をつくろう」を開催する。
ブナの林にある手入れされていないヒノキの人工林の間伐を体験する同イベント。間伐により下層植生を回復させ、養分の多い水を海へ届けることができるという。ヒノキが育たずササが茂る場所では、一部で自然植生回復の実験も行う。地域の植生を生かす森づくりを体験することで、ブナ林を楽しみながら海とのつながりを知ることができる。
小田原はかつてブリの漁場だった。1950年代は年57万本で水揚げ高日本一だったが、1970年代から激減し、2009年はわずか290本に。同プロジェクトは腐葉土の良質な栄養分が海の生物の生育に影響することに着目し、栄養分の源である「魚付き林(うおつきりん)」の再生を目指している。
実施時間は8時~15時45分。参加無料。定員30人(小学生以上)。申し込みは小田原市環境政策課(TEL 0465-33-1472)まで。
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